無許可の回収業者は利用しない

粗大ごみや廃家電は自治体の責任の下、適正に処分しないといけません。
粗大ごみの処分に無許可の回収業者を利用しないようにしてください。

無許可の回収業者とは

一般廃棄物処理業の許可なく、または委託を受けずに粗大ごみを違法に回収する業者のことです。
大音量で家庭のごみを回収すると巡回していたり、空き地で回収したりしています。また、チラシやインターネット上に広告を出している業者にも注意が必要です。
無料で回収するといっておきながら、回収してから高額な金額を請求することがあります。または、処分予定のない品物まで運び出そうとする業者も。決して利用しないようにしましょう。

無許可の回収業者に粗大ごみの処分を依頼してはいけない理由

どうして無許可の回収業者を利用してはいけないのかというと、法を守った適正な処理が確認できないからです。
回収業者により、空き地や山林などに不法投棄。環境対策を行わず冷蔵庫やエアコンを破壊することでフロンガスや鉛などの有害物質が放出されてしまいます。また、電池やプラスチックが原因で発火し火災になることも。

粗大ごみの処分を依頼できる回収業者とは

家庭の粗大ごみを回収できるのは「一般廃棄物処理業の許可」をもつ業者です。産業廃棄物処理業の許可や古物商許可では回収できません。
産業廃棄物処理業許可は工場や企業の廃棄物処理の許可、古物商許可は中古品の売買に必要な資格です。

不法投棄された粗大ごみは誰が処分する？

マンションをはじめとする集合住宅の敷地内で粗大ごみが放置されているのを見かけたことはないでしょうか。
違法な回収業者は、どこかから回収した粗大ごみを不法投棄していくことがあります。不法投棄は犯罪行為です。みつけたら速やかに警察や行政に相談しましょう。もしも、不法投棄された粗大ごみが処分を依頼したものだった場合、行政処分に問われる場合がありえます。
このような粗大ごみの処分は、ごみとはいっても所有権はごみを捨てた張本人が処分しなくてはなりません。自治体や警察が処分してくれるわけではないのです。なくなく土地の所有者が処分するケースがほとんど。また、不法投棄の対策にも監視カメラを設置するなど多くの金銭的負担がかかります。
何度もいいますが迷惑になるので絶対に利用しないでください。

粗大ごみや廃家電を正しく処理するには

住んでいる自治体のルールを守りましょう。処理方法がわからない場合は自治体へご確認ください。