軽自動車
軽自動車の賢い処分方法とは?
軽自動車は、日本の道路事情にマッチしたコンパクトさと経済性の高さなどから、多くの人が利用しています。
しかし、交通事故やライフスタイルの変化など、何らかの理由で軽自動車を手放す必要に迫られることもあるでしょう。
使わない軽自動車を所有していると、車検の更新や維持費の支払いなど無駄な出費がかさむことがあります。
そのような場合、なるべく損をせずに処分する方法は「廃車」と「中古車買取」の2つです。
まず「廃車」ですが、「解体返納届」と「自動車検査証返納届」の2つの手続き方法があります。
解体返納届は、その車を永久に廃車する場合の選択肢です。
行政認可を受けた自動車解体業者に解体を依頼し、解体後に報告番号を提出します。
自動車検査証返納届は、一時的に車の使用を停止する場合の手続き方法です。
中古車検査を受ければ再び使用できます。
廃車にせずに中古車買取にするのもお得な方法ですから、状態が良ければ中古車買取を検討しましょう。
需要の高いモデルや車の状態によっては、予想以上の高値で売却できることもあります。
高く売るコツは、複数の買取店に査定してもらうことです。
それらの中から最も高い見積額を選ぶことで、お得に処分できます。
また、廃車買取業者を利用する手もあります。
中古車買取では査定が付かなかった場合でも、部品やパーツに需要があれば解体してそれらのパーツで利益が出るため、買取に応じてくれることがあります。
処分時のメリットと注意点
廃車手続きのメリットとして、駐車代や自動車税などの負担から解放されることが挙げられます。
また、車検有効期間内に廃車手続きを行った場合は、前払いした自動車重量税のうち残っている期日分の税金が返還されます。
ただし解体返納届を提出する際は、解体をした車は二度と復活できませんので、希少価値がある車や思い入れのある車は慎重に決断しましょう。
不安な場合は、復活が可能な自動車検査証返納届を選ぶのも良いでしょう。
買取業者を利用する際は、信頼の置ける店舗を選ぶことが大切です。
悪徳業者に依頼すると、買取価格が不当に低い、見積書に記載のなかった手数料が追加請求されるなどの被害にあう可能性があります。
事前のリサーチが不可欠です。
廃車を検討する場合は、廃車届出に必要な書類や費用についてもあらかじめ調べておくことが大切です。
事前に情報を収集することで手続きをスムーズに行うことができ、思わぬ出費や手間を省くことが可能です。
軽自動車の処分は、適切な方法を選ぶことで環境にも配慮でき、場合によっては少しの収入にもなり得ます。
損をしないためにも各処分方法の利点と注意点を理解し、自分の愛車に最適な方法を選びましょう。